新潟県にお住いの地域住民の皆さまの健康を守るため、当財団では、各市町村から委託を受けて、各市町村の公共施設などに出張し、巡回型の検診を実施しております。地域健診は公益法人としての当財団の主要事業であり、新潟県内30市町村のうち、24市町村から委託を受けています。

特定健康診査（高齢者医療確保法）

長岡花火で有名な長岡市をはじめ、小千谷市、見附市、三条市、田上町、弥彦村の住民を対象に、高齢者医療確保法に基づき、市町村が実施する国民健康保険の特定健康診査を担当しています。また、同じ会場で、特定健康診査のほかに胃がん・大腸がん・肺がんを一緒に実施する総合型健診も行っています。

広い体育館や保健センター、公民館などに仮の診療所を設営し、多くの方々の健診を行っています。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、受診者の受診控えが続いていますが、アルコール消毒・会場内換気の徹底、そしてソーシャルディスタンスを守り、感染症対策万全な状況で健診を行っています。

がん検診（健康増進法）

がん検診は、がんを早期に発見するために、市町村が健康増進法に基づき実施しています。当財団は肺がん検診車、胃がん検診車、乳がん検診車、子宮がん検診車を合計して20台以上保有しており、委託を受けている市町村のがん検診業務に、年間にわたって毎日のように従事しています。

毎年初夏～初秋にかけて15日程度、離島である佐渡島に、検診車をフェリーにのせて移動し、泊りがけで婦人科検診を行っています。

結核検診（胸部X線検査）

当財団は全国組織の「結核予防会」の新潟県支部としての役割を担っており、感染症法に基づき、65歳以上の住民を対象に結核検診を実施しています。また、40歳以上の者の場合は、肺がん検診として胸部X線検査を行います。X線検診車が山間部の山道やトンネルを抜け、公民館や小学校などの健診会場に出向くこともあります。年間10万人以上の検診を実施しています。