シリーズ「乳がん検診のすすめ①」

●日本の女性の11人に1人

 乳がん患者は年々増え続け、それに伴い乳がんによる死亡率も増加しています。最新のデータによると日本の女性の11人に1人は、生涯のうちで乳がんにかかるといわれています。日本女性の罹患率トップは乳がんですが、実は死亡率は第5位。つまり、乳がんになる人は多いのですが、死亡する率は低いのが乳がんなのです。
 早いうちに発見して適切な治療を受ければ、90%以上の人が治るというデータもあり、治療や手術も簡単になる場合が多く、身体への負担も、経済的な負担も軽くなります。また、乳房の温存や妊娠・出産の可能性も高まります。早期発見をすればするほど、メリットが大きくなるわけです。


●乳がん検診の効果

 しかし、早期の乳がんには自覚症状がありません。自分で触ってわかる「しこり」は、約2cmといわれていますが、早期乳がんの定義は「しこりの大きさが2cm以下で、わきの下のリンパ節への転移がないこと」です。そこで、2cm以下の小さな病変も見つけられる画像検査(マンモグラフィー検査や超音波検査)が威力を発揮するのです。市町村が行なう「乳がん検診」では、40歳以上の女性を対象に、2年に1回のマンモグラフィーによる検査をすすめています。料金も市町村がほぼ負担するので、実費の0~2割程度の自己負担でお得に受診することができます。
 ただし、検診にはメリットばかりではなく、デメリットもあります。例えば、検診で絶対にがんが見つかるわけではありません。見つけられないがんもあります。また、「がんかもしれない」という精神的苦痛に見舞われることもあります。こういったデメリットもあるということを知っていただいたうえで、それでも、ぜひ検診を受けてください。
 市町村が行なう乳がん検診の対象外になる方は、個人で検診を受けることもできますので、お気軽に、025-267-6328(予約専用ダイヤル平日8:30~17:00)までお問合せ下さい。

 ご自身のために、そしてあなたの大切な方々のために、ぜひ乳がん検診を受けましょう。

2018年07月10日 更新

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