シリーズ「乳がん検診のすすめ②~セルフチェックについて~」

●マンモグラフィ検査と超音波検査

 日本女性の乳がん患者数を年代別に調べると、30代後半から増え始め、40代後半に最も多くなります。乳がんは、女性が家庭や職場で最も活躍する年代に多く発生するのです。
 では20代ではがんにならないか、というとそうではありません。遺伝性のがんなど、20代の若い人たちにも乳がんは起こります。この20~30代の若い世代の乳房は、来たる妊娠・出産に備えて乳腺が発達しています。この乳腺密度の高い乳房は、実はマンモグラフィが苦手とする乳房で、病変があっても見つけにくい場合があるのです。反対に、こういった豊富な乳腺の中にできた病変を見つけるのに優れているのが超音波検査です。

 マンモグラフィと超音波検査は、互いの得手・不得手を補完する関係にあるので、それぞれの特徴を理解して上手に検診を受けることも重要です。


●まずは自分でチェックしてみましょう

 今回おすすめするのは「セルフチェック」です。乳がんは身体の表面に近い部分にできるため、実は比較的見つけやすいのです。実際にがん患者さんの約半数は、自分でがんを見つけたといわれています。20歳以上の方は、ぜひ月1回のセルフチェックを行ってください。
 女性の乳房は性周期によって変化します。生理前に乳房が張る、という方も多いのではないでしょうか。生理が終わり、乳房の張りが治まった頃に、ご自分の乳房を触ってみてください。閉経後の方は、毎月、日にちを決めて触ってください。
 触れてみて、鏡に映して観察して、ご自分の乳房の様子を知ることが大切です。そして気になるところがあれば医療機関を受診してください。自分の乳房は自分自身で守りましょう。

セルフチェックの方法はこちらをご覧ください。

参考文献:がん啓発冊子「もっと知りたい乳がん―あなたを守る検診のすすめー」 公益財団法人日本対がん協会

2018年07月12日 更新

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