お知らせ
令和6年度 複十字シール運動が始まりました
☆複十字シール運動とは☆
複十字シール運動は、結核を中心とした胸の病気をなくして、健康で明るい社会を作るための運動です。募金にご協力いただいた方には、複十字シールを差し上げています。この運動は、1952年に始まり、毎年8月1日から12月31日を運動期間として、募金活動を行うとともに病気への理解を広め、予防の大切さを伝えています。
みなさまからいただいた募金は、主に結核の国際協力、結核や肺がん・COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの普及啓発や結核予防団体の支援、調査研究等に役立てられており、日本と世界の人々の健康を守ることにつながっています。
☆結核の現状☆
日本では、毎年約1万人、世界では約1,000万人が結核を発病しています。
日本国内の発病した人のうち、4割が80歳以上の高齢者で、かつて日本で結核がまん延した頃に感染しており、高齢となってから免疫力の低下や加齢にともなう様々な健康問題によって発病するケースが多数を占めています。20代については、外国生まれの患者が7割を占めています。留学・就業などで結核罹患率の高い途上国から多くの若年層が入国しています。
世界では、人口の約4分の1が結核に感染しています。特にアジアやアフリカの国々では、保健医療・結核対策の整備の遅れや貧困の問題を抱え、適切な治療を受けることが難しく、深刻な問題となっています。
☆2024年のシールのイラストのテーマ☆
日本には、花鳥風月という美しい風景を表す言葉があります。「自然との調和」をテーマに生命をもつものたちが共に生きる姿をシールにしました。これからもずっと守っていきたい日本の美しい自然が描かれています。
募金に関するお問合せ
結核予防会新潟県支部 事務局 (公益財団法人新潟県保健衛生センター内)
TEL 025-267-8191