公益財団法人 新潟県保健衛生センター

働く人たちの健康を守る

新潟県内の官公庁や企業の依頼を受けて、それぞれの事業所へ出向いたり、当財団の健診施設を活用したりして健康診断を行っています。ニーズに合わせた健診内容やスケジュールに柔軟に対応し、働く人たちの健康に貢献しています。

新潟県内の事業所へ赴く出張健診

出張健診とは、新潟県内の官公庁や企業の依頼を受けて、私たちが直接事業所に伺って実施する、労働安全衛生法に基づく定期健康診断です。中越から県北までのエリアで、健診内容に合わせて、検診車(レントゲン車)と、医師や看護師、検査技師などのスタッフを事業所に派遣し、生活習慣病予防検診や法定健診、特殊健診、がん検診などを行っています。

実施に当たっては、健診内容、受診人数、検診車の駐車スペースや健診に利用できる会場の有無や広さなどを事前に尋ね、入念な打ち合わせを行います。決められた時間内で安全かつ確実に健診が進められるよう、当日は、スムーズな動線や誘導に当たるスタッフの配置などきめ細やかな対応も心がけています。「業務が忙しくまとまった時間が取れない」「社員から知らない人と一緒になりたくないという声が上がる」「受診率を向上させたい」という企業の声に応え、働く人の健康増進に貢献しています。

当財団の施設で実施する施設健診

施設健診は、受診者が施設を訪れて受診する健康診断です。新潟市の成人病検診センターでは、協会けんぽ生活病予防健診、労働安全衛生法の定期健康診断、労災二次健診、特殊健診、雇入時健康診断などを行っており、見附市の県央メジカルセンターでは、三条市・見附市など県央エリアにある事業所対象の施設健診を行っています。巡回健診より多くの項目の健診も可能です。

健診当日は受付時間を15分単位で設定し、混雑緩和を図っています。感染対策にも十分に配慮しており、また状況によっては、検査順の変更や休憩時間の確保などにも柔軟に対応することもできるので、安心して受診いただくことができます。

働く世代にも受診しやすい人間ドックを提供

人間ドックとは、一般的な健康診断よりも幅広い検査項目で実施する総合的な健康診断です。病気を早期に発見するとともに、病気の発症を防ぐために、検査結果に基づいて食生活や生活習慣を見直して、健康の維持・増進を図ることを目的としています。働き盛りの忙しい年代の人も受診できるよう、新潟市の成人病検診センターにおいて、少人数の日帰りコースを実施しています。標準コースに胃内視鏡検査や緑内障視野検査を含んでいますが、さらに豊富なオプション検査項目から自身の気になる症状に合わせて追加項目を選ぶこともできます。

人間ドックで異常が見つかった場合には、県立がんセンター新潟病院などの専門の協力医療機関へ紹介し、その後のフォローも引き継いで行っていきます。