医療職の仕事
仕事内容
看護師
当財団の看護師は、治療や療養ではなく、健康な人が健康を維持するための健診業務を担っています。採血や問診などのほか、子宮がんや胃内視鏡などの専門的な分野に従事する職員もいます。業務には、市町村の健診会場や企業、学校などへ行く出張型健診と、当財団の健診施設で行う施設健診の2種類がありますが、どちらも医師や臨床検査技師、放射線技師、事務スタッフなど多職種のメンバーとチームで仕事を進めるスタイルです。
臨床検査技師
新生児マススクリーニング検査などの検体検査、または、市町村の住民健診や学校健診、当財団健診施設での尿検査・心電図・エコーなどの生理機能検査を行います。検査技術で身体の情報をデータ化するという仕事内容は病院でも健診でも変わりませんが、健診においては児童から高齢者まで幅広い受診者の不安や疑問を軽減するためのコミュニケーション力も必要です。病気の早期発見に関わり、予防医療の一翼を担っているというやりがいが魅力です。
担当する主な検査
- 心電図検査
- 超音波(エコー)検査
- 新生児マススクリーニング検査
- 検体検査
- 尿検査
放射線技師
胸部・胃部・マンモグラフィなど、主としてがん検診に関するX線撮影を、検診車や健診施設で担当しています。検診車での撮影ではスタッフが限られているため、受診者の案内や撮影前後の対応なども守備範囲です。マンモグラフィは女性の技師が担当するため、当財団の診療放射線技師は20名中13名が女性です(2023年1月現在)。職員には若い世代が多く子育てへの理解や共感が得られやすいこと、また、時差出勤制度や育休が活用しやすいことから、子育てと仕事を両立させている人も少なくありません。
担当する主な検査
- 胸部X線検査
- 胃部X線検査
- 乳房X線検査(マンモグラフィ)
教育・研修
新採用後、2カ月程度は、先輩とペアを組んで業務を覚える期間です。その後は、外部機関による専門研修と内部の職員同士による研修を組合せて、専門的な知識の取得や技術の向上を目指します。
また、学会に参加するための補助制度があります。
- プライバシーマーク研修
- 外部講師による心電図・眼底検査などの研修(年1回)
- 心電図・採血・接遇についての内部研修(年数回)
- 結核予防会の新人研修
- 全衛連の精度管理調査
スタッフの声

スタッフA
前職は病院勤務でした。健診は、病院と違って重篤な症状の患者さんがいませんし、看取りもないので、気持ち的にかなり楽になりました。

スタッフB
巡回健診を毎年のイベントのように待っていてくださる方がいて、「また会えたね」「来年も来てね」などと声をかけてくださるので励みになります。

スタッフC
健康診断は病気を一番最初に見つける機会。病気が重くなる前に見つけることができれば、その人の人生が大きく変わるかもしれません。やりがいを感じながら仕事をしています。
募集案内
医療職の募集案内につきましては、下記ページよりご確認ください。