公益財団法人 新潟県保健衛生センター

寒い時期にぴったり れんこん入り豆乳チャウダー

健康料理

 あたたかいスープで体の中から温まりたい季節ですね。
 今回は感染症予防効果もあるれんこんを使った栄養たっぷりのスープをご紹介します。

『栄養の効果』

 れんこんは、奈良時代に中国から渡来したといわれています。
その栄養の主成分は、炭水化物で、食物繊維も豊富です。
ビタミンやミネラルもたくさん含んでおり、特にビタミンCが豊富です。一般的にビタミンCは熱に弱い性質を持っていますが、れんこんに含まれるでんぷんの効果でビタミンCの損失が少ないのが特徴です。
ビタミンCは風邪などの感染症予防に効果が期待できますので、寒くなったこの時期に積極的に取り入れたいですね。

 また、れんこんを切った時に変色する黒ずみのあくの成分はタンニンで、ポリフェノールの一種です。この成分にも高い抗酸化作用があり、免疫力を高めるので、感染症予防の効果が期待できます。

 

材料 4人分

〈材料〉     〈分量〉   〈切り方〉
ウインナー    80g    1㎝程度のスライス
れんこん     120g   一口大
人参       60g    粗みじん切り
玉ねぎ      小1個   粗みじん切り
バター      10g   
ブロッコリー   1/2房   小房に切って下茹でする
〇水       400cc
〇コンソメ    小さじ2
〇カレーパウダー 小さじ1/2  
調整豆乳     200cc
塩こしょう      適量

 

作り方

  1. 材料を切る

  2. 鍋にバターを入れ、ウインナー、れんこん、人参、玉ねぎを炒める

  3. 〇を入れ、10~15分煮込む

  4. 調整豆乳をいれ、沸騰させないように加熱する

  5. 下茹でしたブロッコリーを入れ、塩こしょうで味を整える

  6. 盛り付けて完成


    『ワンポイント』
    豆乳は沸騰させると吹きこぼれるため、加熱の際に注意が必要です。

参考資料

「医者いらずの「クスリごはん」」 石原結實著 2011
「野菜の健康パワーをおいしく上げるレシピ」 日経BP社 2015
「食卓の薬効辞典」 池上文雄著 2017

この記事を書いた人

管理栄養士

M.Y