大腸がん検診
大腸がんは男女ともに罹患する方が多く、新潟県では死亡原因の上位に位置しています。
大腸がんは早期に発見できればほぼ治癒が可能ながんです。手軽に受けていただくことのできる検診です。
対象者 | 40歳以上 ※胃がん検診は当分の間、40歳代を対象としても差し支えない |
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検査項目 |
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受診間隔 | 年1回 |
※市町村により対象者、検査項目等違いがあります。詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせ下さい。
大腸について
大腸は小腸を取り囲むように存在し、全長1.5~2mの管状の臓器です。大腸は結腸と直腸と肛門の3つに分けられます。結腸は、盲腸、上行結腸、下行結腸、S状結腸から構成されます。
大腸は、腸の内容物から水分を吸収し、肛門に至るまでに徐々に固形の便となり、肛門より排出する役割があります。
大腸がんとは
大腸がんは大腸の一番内側の粘膜に発生し、日本人はS状結腸と直腸に多く発生するといわれています。
良性のポリープが大きくなる過程でがん化するものと、粘膜の正常な細胞が直接がん細胞に変化して発生するものがあります。
大腸がんは男女ともに罹患する方が多く、新潟県では死亡原因の上位に位置しています。食生活の欧米化に伴い、年々罹患率が増えています。
大腸がんは早期に発見できればほぼ治癒が可能ながんです。手軽に受けていただくことのできる検診です。
検査の内容
便潜血検査
大腸にがんやポリープがあると出血して、便に血液がつくことがあります。便潜血検査では、便についたわずかな血液の有無を精度高く検出します。
たまたま便を採った日に出血していなかったり、血液の混ざっていいない部分を採って検査してしまうこともあるため、見逃しを防ぐためにも、2日にわたって、計2回の便を採る方法が行われています。
採便のポイント
- 表面をより広く、まんべんなく。
便は1か所からだけではなく、便全体の色々なところから取りましょう。 - 量は取りすぎないように。
採便する量が多すぎると正常な人も陽性となってしまうことがあります。 - 容器への差し込みは一度だけ。
一度だけ差し込めば必要な量だけが入るようになっています。 - 保存は涼しい場所に。
採便後の容器を温度の高いところに置いたり、放置すると正しい結果が得られなくなります。
もし精密検査が必要となったら
「要精密検査」になった場合は必ず医療機関で精密検査を受けてください。
「要精密検査=がん」というわけではなく、精密検査を行った結果、がんではなく、良性のものや他の病気と診断されることが多くあります。
また、症状がある場合は、検診結果によらず、医療機関を受診してください。
お問い合わせ
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