胃がん検診
胃X線検査では施設をはじめ、検診車で皆様の地域の会場に伺い、年間約2万人の検査を実施しています。外部の画像評価機関より評価を受け、専門の診断医のもと、精度の高い検診を提供しています。
対象者 | 50歳以上 ※胃がん検診は当分の間、40歳代を対象としても差し支えない |
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検査項目 |
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受診間隔 | X線検査:年1回 内視鏡検査:2年に1回 |
※市町村により対象者、検査項目等違いがあります。詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせ下さい。
胃について
胃は、入り口と出口が狭くなっている袋のような形をしていて、食道につながる入り口付近を噴門部、十二指腸につながる出口付近を幽門部と言います。胃の壁は、大きく3層に分かれており、内側から順に粘膜、筋層、漿(しょう)膜が重なっています。
胃の役割は、食べ物の消化・吸収と殺菌です。
胃がんとは
胃がん50歳以降に罹患する方が多く、特に新潟県ではがんによる死亡原因の上位に位置しています。
胃がんは、胃袋の内側にある粘膜にでき、徐々に外側に向かって浸潤していきます。もっとも胃がんの出来やすいのは十二指腸につながる出口付近の幽門部です。胃がんは食生活と密接な関係にあり、塩分の過剰摂取とも関係すると言われています。また、ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)も深くかかわっているとされています。
早期のうちに発見し、治療できれば根治が期待できるがんです。
検診の内容
胃部エックス線検査
バリウムと言われる造影剤(胃の粘膜がX線に写るようにする薬)と胃を膨らませる発泡剤を飲み、体を回転させながら胃の粘膜にバリウムを付着します。体の向きを変え、色々な角度から撮影を行う検査です。通常8枚以上のエックス線画像を撮影します。
診断は2人の専門の医師が画像を読影し、さらに必要に応じて過去の画像と比較して診断を行っています。
胃内視鏡検査
先端に小型カメラがついた細い管を胃の内部に挿入し、内部を直接観察する検査です。
病変が確認された場合、その病変をつまんで取り、病理診断をする生検が行われる場合もあります。
専門の消化器科の医師が行うため、多人数の集団検診では対応が難しい現状にあります。
もし精密検査が必要となったら
「要精密検査」になった場合は必ず医療機関で精密検査を受けてください。
「要精密検査=がん」というわけではなく、精密検査を行った結果、がんではなく、良性のものや他の病気と診断されることが多くあります。
また、症状がある場合は、検診結果によらず、医療機関を受診してください。
お問い合わせ
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